カゴ落ちってなに?
カゴ落ちとは、ネットショップのカートに商品を入れたけど、購入までつながらなかったことを言います。
なお、カゴ落ちの世界平均は69.57%(2019年12月確認時点)で、機会損失が多いことがわかります。
参考元:https://baymard.com/lists/cart-abandonment-rate

カゴ落ち理由として「送料や手数料が高かった」が1位となっていて、これについては 運営上改善は難しい部分もあると思います。
しかし「購入までの手順が長い」とか「会員登録が手間」などは改善の余地がありそうな部分を改善していくことが大事です。
売上アップには、いかにカゴ落ちさせず購入に至れるかが重要です。
各カートサービスでもカゴ落ち対策をしているところもありますので、今回はどのようなカゴ落ちパターンがあるか、その対策機能を用意しているサービス(※)をご紹介します。
※ASPカートサービス (有料オプション含) を対象とする
3パターンのカゴ落ち例から見る対策方法
パターン1:カゴにいれたけどそのまま忘れちゃった
◎カゴ落ちメールを送って気付かせよう
カゴ落ちが発生を検知し、対象者に商品等の情報を載せたリマインドメールを送信する。
効果の計測もできるところがあります。ほぼ有料サービス。
メール登録をしている人が対象となるので、取りこぼしは発生します。
💁 対応しているカートサービス
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・カラーミー
・MakeShop
・futureshop
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◎カゴ落ち広告を表示して思い出してもらおう
カゴに商品を入れた状態でかご落ちをした場合に、その商品の広告バナーを表示する。
ウェブページに広告が表示されることで顧客に買い忘れを気付いてもらえる効果がある。新規顧客にも効果が期待できるのが魅力的。
💁 対応しているカートサービス
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・futureshop
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パターン2:購入手続きが長くてめんどくさい

◎手順を減らしたカートシステムやLP一体型で解決
購入までのステップを短くして途中離脱の顧客を減らす。
例えば、カゴボタン押下後の画面で必要情報を全て入力させてしまうパターン。
後は確認画面で確定を押すだけとし、画面ステップを減らしている。
また、LP一体型では、商品紹介ページ上に必要情報を入力させるフォームを埋め込む。
後は同じで確認画面で確定となる。
違いとしては、複数の商品をまとめて紹介したいケースは前者、商品毎に1ページ使って紹介したい場合は後者が選ばれやすいです。
💁 対応しているカートサービス
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・e-shopsカートS
・ショップサーブ
・aishipR
・たまごリピート
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◎決済の手間を減らしてかんたんに
クレジットカード払いをしたい時、決済方法選択後にクレジット情報の入力画面を出すというステップをなくし、決済方法選択時にそのまま情報入力できるようにすることで手間をなくす。
また、会員情報にクレジット情報も保存できるようにして、次回購入の際の手間を軽減する方法もある。
💁 対応しているカートサービス
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・MakeShop
・ショップサーブ
・futureshop
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パターン3:また購入したいけどページが見つからない
◎履歴購入で迷わせない
リピーターが簡単に購入手続きが行えるようにして、購入意欲を維持する。
同じ商品をボタンひとつで注文できる流れにもっていく。
💁 対応しているカートサービス
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・ aishipR
・Xcart ※2021年1月現在 新規受付停止中
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他にも決済方法が少なかったり、入力フォームのエラーが分かり難くて嫌になったなど、カゴ落ちに繋がるポイントは色々あります。
カートシステム検討の際は、そういったところに配慮があるか、対応しているかを各社機能の詳細が載っているページの確認や、DEMOサイトで確認などをてみるのが良いかと思います。