【2026最新版】CSVファイルをExcelで操作するときの注意点

【2026最新版】CSVファイルをExcelで操作するときの注意点

ネットショップを運営されていて、カートシステム等を使用している場合、ほぼ100%「CSV」の文字を見ているかと思いますが、CSVファイルとはなんなのか、意外と理解せず使っている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ネットショップ運営に欠かせないCSVファイルについて、Excelで操作するときの注意点を分かりやすく解説します。

「商品コードの頭の0が消えてしまう(0落ち)」「勝手に日付表記になってしまう」といったよくある失敗を防ぐための、最新のExcelに対応した正しい開き方・保存手順も紹介していますので、ぜひ参考にしてください!

CSVってなに?

Comma-Separated Values(コンマ・セパレーテッド・バリューズ)の略称で、コンマ(,)で値が区切られているデータが入っている、「●●●.csv」形式のファイルのことです。
コンマで区切られた1行のデータを改行することで、1レコード(ひとつのデータの「かたまり」)となります。

CSVファイルはシンプルで軽量なテキストデータであるため、異なるシステム間でもやり取りがしやすい「互換性の高さ」が特徴です。
そのため、表示・編集できるソフトが多く、一般的には「メモ帳」などのテキストエディタや、Excelで開く人が多くいます。

ネットショップ運用においては、商品の登録・更新などデータを一括編集したいときに使用したり、宅配システムをはじめとする外部システムへの取り込み用データとして利用したりなど、非常に活用頻度が高いファイルになります。

Excelを使う時の注意点

CSVファイルをダブルクリックするとExcelで開く方が多いと思いますが、そのまま開くとExcelの初期設定(自動変換)の影響を受け、データが勝手に書き換わってしまいます。

その状態のまま編集・保存してしまうと、CSVデータが意図しない形式で上書きされてしまうため注意が必要です。

以下に、Excelで開いた際によく起こる代表的な現象をご紹介します。

数値の頭の「0」が消える

例えば、商品コードを「001」としていた場合、Excelで開くと「1」となってしまいます。
頭の0が勝手に消えていますね。この現象を0落ちと言います。

これは、Excelの設定で、セルの表示形式が「標準」になっている場合に起こります。
なお、だいたいの人はExcelの初期状態の表示形式が「標準」となっていますが、他にも表示形式が「数値」と判定される形式を選ぶと全て同じように0が消えてしまいます。

大きな数値が指数表記(Eが付く数値)で表示される

大きな数値が入ったデータだと、セルの幅によって「指数表記」に勝手に変わってしまいます。
指数表記というと難しいですが、要はセル幅に収まりきらなかった数値を短い表現に変換したものです。

たとえば、元の数値が「200,000」だった場合は「2E+05」となります。

Eは指数表記の英語「Exponential Notation」のEを表します。
+1で10倍、+2で100倍を表していて、大きい数値を省略した表記になります。

200,000 ⇒ 2 × 10の5乗 ⇒ 2E+05

なお、割り切れない場合は省略した数値で表現されます。
さらに数値に対してセル幅が小さすぎる場合は、指数表記すらできずに「#」が表示されます。

※マイナス(-)も存在しており、-1は1/10、-2は1/100と、小さい数値を表しています

数値が日付表示になる

数値に「-(ハイフン)」が入っていると、自動的に日付表示に変わってしまいます。
住所の番地や商品No.などでハイフン付きデータが含まれていると起こります。

例:「1-10」 ⇒ 「1月10日」

「数値/数値」が意図しない表示になる

例えば、「年/月」や「月/日」の数値データがある場合、年が西暦・元号のどちらでもExcelでは意図せぬ表示になることがあります。
例え日付としてはあっていても、表記自体が変わってしまうので注意が必要です。

例:「2020/01」 ⇒ 「Jan-21」
  「11/10」  ⇒ 「11月10日」


この現象はすべて、Excelが親切に入力を補完してくれるために起こるものですが、EC運営においては却って問題になってしまうことが多いです。
Excelでデータ編集後にそのまま保存をすると、意図しないところでデータが書き換わり、システムへのアップロード時にエラーが発生する原因となります。

メモ帳のようなテキストエディタを使って編集すれば、上記のような勝手な自動変換は起こりません。
しかし、データ量が多い場合はコンマ区切りの文字列が羅列されるだけになり、文字数によってデータの位置もバラバラになるため、非常に見づらい状態になります。
少しの編集なら問題ないかもしれませんが、何箇所もまとめて編集したい場合にはかなり不便です。

ExcelでCSV操作をするには

ここからは、「どうしてもExcelを使って効率よく編集したい!」という方向けに、データの読み込みから保存までの手順を詳しく解説します。

なお、お使いのExcelのバージョンや環境によって、画面の表示や操作手順が一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

ExcelでCSVファイルを開く

ExcelでCSVファイルを開く場合、上記で紹介したようなトラブル(0落ちや文字化け)を起こさないためには、データを「文字列」として取り込むことで回避できます。

■前提
ご利用のサービスのCSV出力形式や書式は、編集前に必ず以下を確認するようにしてください。
ここでは最も一般的な手順を紹介していますが、利用サービスのルールによっては、一部推奨されない箇所が出てくる可能性もあります。

文字コード、区切り文字、文字列の引用符有無、保存形式、項目の入力ルール

1.Excelを起動する。
 CSVファイルを直接ダブルクリックするのではなく、直接Excelのソフトを起動してください。
 起動したら、左メニュー「新規」>「空白のブック」を開きます。

2.上部メニューの 「データ」タブ を開き、「テキストまたはCSVから」 をクリックします。

3.対象のCSVファイルを選択し、「インポート」 をクリックします。

4.プレビュー画面が表示されます。この時点でデータが文字化けしていないか確認してください。

文字化けしている場合は、画面左上の「元のファイル」のプルダウンから、「65001:Unicode(UTF-8)」 または 「932:日本語(シフトJIS)」 のいずれか、正しく表示される方を選択します。

5.プレビュー画面右下の「データの変換」 をクリックします。
  ※「Power Query(パワー・クエリ)エディター」という編集画面が開きます。

6.Power Queryエディターが起動したら、表示されているデータを全選択します。(背景が緑になる)

【補足】
 データプレビュー内の任意のセル(マス)を1箇所クリックし、キーボードの 「Ctrl」キーを押しながら「A」キー(Macは「Command」+「A」)を押下、または1列目が選択状態のまま、横スクロールバーを右端まで移動して最後の列を「Shift」を押しながらクリックすると全選択できます。

7.全選択状態のまま、上部の「データ型」をクリックし、「テキスト」を選択します。

8.「列タイプの変更」という確認画面が出ますので、「現在のものを置換」 をクリックします。

9.データが正常に表示されたことをご確認のうえ、左上の「閉じて読み込む」をクリックします。

10.CSVファイルが表示されますので、適宜編集作業を行ってください。

CSVファイルを保存する方法

感覚としては存在するCSVを開いているので既存ファイルに上書きするイメージだが、Excelの新規ファイルにデータを追加した状態なので、新規保存扱いになります。

1.上部メニューバー「ファイル」を開き「名前を付けて保存」をクリックする。

2.保存先・保存ファイル名を設定後、ファイルの種類「CSV(コンマ区切り)」か「CSV UTF-8(コンマ区切り)」を 選択して【保存】をクリックする。

【補足】
 元のCSVファイルの文字コードがUTF-8なら「CSV UTF-8(コンマ区切り)」を選択すること

3.保存したファイルをテキストエディタで開き、問題なく保存できているかご確認ください。

★ POINT ★
利用するサービスの出力CSVの仕様によっては、ダブルクォート(引用符:” )がすべてのデータに付加されているケースがあります。これをExcelで上書き保存すると、Excel側で「必要ない」と判断されたデータのダブルクォートは自動的に削除されてしまいます。

そもそもダブルクォートとは、データの中にコンマ(,)や改行などの「制御文字」を含んでいる場合、それらを一つの文字列として正しく括るために使用されるものです。
そのため、そうした特殊な文字を含まない通常のデータであれば、ダブルクォートが消えてしまっても基本的には問題ありません。
保存後に「全データにダブルクォートを付け直す」といった大変な作業はしなくても大丈夫です。

※ただし、利用サービスのルールが優先されますので注意してください。
 念のため、事前に利用サービス側の仕様を確認しておくとより安心です。


【番外】テキストエディタを利用する

テキストエディタでCSV編集を行うのは、特殊な操作を必要としないため一番シンプルです。
テキストエディタには色々な種類がありますので、自分が使いやすいものを探してみるとよいでしょう。

ただし、ネットショップ運営ではCSVのデータ量が多く、通常のテキストエディタでは編集が難しいケースが多々あります。

CSV編集に特化した専用エディタソフト「Cassava Editor」や「SmoothCSV」といったフリーソフトが有名ですので、これらを選択肢に入れてみるのも一つの手です。
※フリーソフトなので、現在も開発・更新が継続されているか、最新バージョンが手元のOSに対応しているかなどを事前に確認することをおすすめします。

CSVを使ったおすすめ機能

e-shopsカートSには、CSVを使用して行う設定や便利機能が複数あります。
本記事の内容をぜひご活用いただき、e-shopsカートSでの設定にお役立てください!

e-shopsカートS × CSVの機能マニュアルをご紹介!

  • 受注CSVカスタム設定
    CSVデータとして出力したい項目をショップ様側でカスタムできる機能です。外部サービスとの連携で特定の項目を出力したい場合などに便利な機能です。
  • 商品一括登録(csv)
    CSVファイルのデータを元に商品登録を行う機能です。一度の作業で複数の商品登録を効率よく行うことができます。
  • 商品一括変更(csv)
    CSVファイルのデータを元に商品情報の変更を行う機能です。複数商品を一括で変更できるため、商品点数の多いショップ様におすすめです。
  • 顧客一括登録・ダウンロード(CSV)
    顧客データを一括で登録する機能と顧客データをダウンロードする機能があります。大切な顧客データを一気にしっかり登録できる機能です。
  • 顧客一括変更(CSV)
    顧客データの一部項目について一括で変更できる機能です。


ネットショップ運営カテゴリの最新記事