ネットでショップ運営をしたい!と思ったら、ネット上に表示するショップサイト(ホームぺージ)を作る計画をしましょう。
商品出品するようなアプリやサイトを利用する場合は、必ずしもホームページは必要ありませんが、真剣に「ネットショップ」を運営するのであれば、必須と言えるでしょう。
なぜかというと、ネットショップの信頼度を上げる・ショップにマッチした販売形式を取れると言った、運営に欠かせないメリットがあるためです。
ここでは、ホームページを作るためのツールについてご紹介します。
※作成代行の業者へ委託する方法は除いて、あくまで自社内で作成する方法の紹介になります。
ホームページを作るツールの種類
【初心者向き】
HTMLなどを意識せずにホームページを作れるので、初心者が始めやすいツールは以下の通り。
ショッピングカート機能を提供しているサービスのCMSやデザインテンプレートを活用する
ネットショップに必要な購入ボタンや受注在庫管理を提供しているところでは、ホームページもかんたんに作れるテンプレートを搭載したものが多いです。
細部のデザインまでこだわらず、ある程度決まった形であることを気にしないようであれば、一番簡単な作成方法だと思います。
また、カート機能を含めての月額費用となっているケースが多いため、イニシャルコストを抑えることができます。
カート機能のサービスの一部を下記記事で紹介していますのでご参考までに。
・【2019-2020年】調べたASPカートひたすら紹介してみた(前編)
・【2019-2020年】調べたASPカートひたすら紹介してみた(後編)
◆注意ポイント
もしカート機能などを別会社へ変更する場合、デザインテンプレートを丸ごと別会社に持っていくことはできない場合がほとんどですので、別会社のテンプレートで1から作成することになる可能性があります。
ホームページ構築(作成)ソフトを活用する
パソコンにDLして使うものやクラウドで利用するものなど種類はいくつかありますが、有名な「ホームページビルダー」というソフトの名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
カート機能の一部としてではなく、ホームページ作成のみ(オプションなどは様々ですが)に特化したものです。
◆注意ポイント
カートの乗り換えをしたいとき、カート機能とは別契約となっているケースが多いので、ホームページは独立して管理のためそのまま使うことができます。
どちらの方法でも、HTML操作でカスタマイズできる場合があります。
好みでデザインを調整することも可能ですが、うっかり記述ミスをしてしまい、デザインが崩れた!でもどこが原因がわからない!という状況に陥りやすいです。
HTML・CSS知識に自信のない方は利用は控えたほうが無難かもしれません。
【上級者向き】
大きく括れば初心者向きで紹介したツールの種類に含まれますが、人気のサービスであり、ある程度の知識が必要になるものはこちらに分類しています。
WordPressを活用する
現在人気トップといっていいホームページ作成・ブログ作成ソフトです。
カスタマイズ性が高いため、ちょっと手を加えたくなったときに知識が必要となる状況になりやすいでしょう。
無料で使えるためコストを抑えることができます。
また、プラグインを入れることで機能を自由に拡張することも可能です。
レンタルサーバは自分で用意する必要がありますが、利用しているサーバによっては、簡単にWordPressが使えるようになる機能を用意してくれています。
◆注意ポイント
無料ソフトのため、公式からの直接的なサポートはないです。(フォーラムやWikiを活用)
英語が主流で使われているため苦労する場面も。
アップデートによって動かなくなったり表示がおかしくなることがありますが、基本的に自己解決することになります。
Movable Typeを活用する
日本では、WordPressと比較されることが多い人気のホームページ作成・ブログ作成ソフトです。
有料ではありますが、複数ショップの管理が可能で、仕組み的にアクセス負荷に強いです。
また、サポートもプランにもよりますが、手厚いものを受けられます。
◆注意ポイント
利用するのも有料ですが、カスタマイズも有料なのでコストは高めです。
またテーマやプラグインの数がWordPressに比べると少ないため、拡張性で物足りない可能性も。
CMSやソフトといったツールを使わずに作る
ホームページは、最低限テキストエディタと素材ファイル(画像等)だけで作れます。
(レンタルサーバ・ドメインの準備は別途必要)
軽量で全て自分で調整できるため、全体の構造を把握することができます。
また、SEO対策を自由に盛り込みやすく管理も楽です。
ただし、HTMLなどの専門知識が必要となりますので、凝ったサイトを作る場合は難易度が跳ね上がります。
◆注意ポイント
作成後の運用・メンテナンスも自分たちで管理することになります。
複数人でファイルを管理する場合は、方法や対応内容を共有したりバックアップを取らないと、ホームページをうまく維持できなくなるでしょう。
他にも上級者向けのツールは色々あります。
こういったツールは、基本的にはCMSなどのテンプレートデザインではカバーしきれない機能を入れたかったり、コンテンツ配置にこだわりがある場合に選択することが多い傾向があります。
【番外】ホームページ作成時の参考情報
ホームページ作成ツール以外にもホームページ作成の参考情報を、別記事でも色々とりあげていますので参考にしてみてください。
その中でも本記事に関係が深い記事を以下にご紹介します。
また、ネットショップ開業準備中で、どういった形態で運営するかを決めかねているショップ様は下記記事もぜひ参考にしてみてください。