スマホを使ったキャッシュレス決済サービス「メルペイ」を運営する株式会社メルペイは、キャッシュレス決済の老舗である「OrigamiPay」を運営する株式会社Origamiの全株式を取得をし、メルペイの子会社となることが決まったことを発表しました。
参考リンク:https://jp.merpay.com/news/2020/01/origami/
今後、OrigamiPayは一定期間後に「メルペイ」へ統合する予定のようです。
メルペイとは
株式会社メルペイが提供する、フリマアプリの「メルカリ」を使ったスマホ決済サービス。
メルカリだけでなく、ネットショップや対応実店舗でも決済を利用することができる。
ただし、メルカリアプリが入っていないと利用できません。
メルカリ愛用者にはとても利便性の高い決済サービスです。
形式としては銀行口座やメルペイの売上からチャージをして利用する、プリペイド型となっています。
名前からメルカリだけと思いがちですが、電子マネー「iD」が使えるお店でも利用可能だったり、
最近ではメルペイが利用できる店舗も増えてきており、急成長中のサービスです。
OrigamiPayとは
2016年からスマホ決済として提供している業界の中ではかなり老舗のサービス。
登録した銀行口座やクレジットカードから引き落とされる形式です。
老舗ではありますが、利用店舗が意外と少ないのが以前からのネックでした。
使い勝手やデザインはとてもシンプルで印象がよく、ロゴの折り紙の鶴もかわいいです。
スマホ決済サービスの乱立
現在スマホのキャッシュレス決済サービスは多数の会社があり、 利用者にとっては何を使ったらいいか迷ってしまう状況にあります。
PayPay、LINE Pay、楽天Pay、d払い、auPayなどなど・・
一時期、セブンペイがセキュリティホールがあったため不正アクセス問題を起こしたことは大きなニュースとなりました。
こういったサービスは、乱立後は各社が統合・合併などで収束して精査されていくと予想していましたが、今回の件で収束の始まりが見えた気がします。
スマホ決済の先駆けだったOrigamiPayが統合されてしまうのは、 個人的には少し寂しいものを感じます。
しかしながら、利用者にとったら
この店舗にはこの決済が使えない、
この店舗ではこの決済がキャンペーンしている
そういった混乱を招く現状がありましたので、収束していくことはとても良い傾向だと思います。
これからのキャッシュレス決済事業の動きが気になりますね!
【2020/02/06 追記】
OrigamiPayは事実上の経営破たんだったという衝撃の記事が出ていました。
増えすぎた類似サービスが収束していくことは喜ばしいと書きましたが、ほとんどの社員が解雇となるという記事はとても心が痛みます。