1.ハイブリッドCMS設定とは
1-1.ハイブリッドCMSの概要

同一独自ドメイン配下で自動生成ページ(CMS)と自作ページ(レンタルサーバ)を公開できます!

ビジネスプランやエキスパートプランでは、ハイブリッドCMSエンジンを採用していますので、自動生成ページ(CMS)を利用しながら任意の自作ページをレンタルサーバにアップロードして公開することができます。

また、以下のハイブリッドCMS設定を行うことにより、例えば、TOPページだけ自作してレンタルサーバで公開してその他のページは自動生成ページ(CMS)を利用したり、PCサイトは自作してレンタルサーバで公開しながら、スマートフォンからのアクセスは自動生成ページに誘導するなど柔軟な設定が可能となります。

1-2.ハイブリッドCMSの設定について

ハイブリッドCMSの設定は、ページ自動生成 > 基本設定 > ハイブリッドCMS にて行います。

ハイブリッドCMS設定では、PC/スマートフォンごとに、自動生成ページの利用を選択することができます。
自動生成ページを利用したい場合には【出力】を、自動生成ページを利用せずに自作ページ(レンタルサーバ)を利用したい場合には、【停止】をご選択ください。
(トップページの出力を停止した場合のトップページへのアクセスは、自作ページ群のindexページが表示されます。個別の出力を停止すると、端末ごとの出力が停止となります。)

公開モード切替時の影響について

管理画面「ページ自動生成」>モード切替>公開モードにて、公開するサイトを切り替えることができます。その切り替えによるハイブリッドCMSの影響を以下にご案内します

レスポンシブサイト公開→PC/スマホサイト公開へ切り替え PCページの設定にレスポンシブページにて行っていた設定が引き継がれます。

※スマートフォンページは出力の状態となります。

PC/スマホサイト公開→レスポンシブサイト公開へ切り替え レスポンシブサイトの設定には、PC/スマホページにて行っていた設定が引き継がれます。

※スマートフォンページは強制的に出力となります。

2.自動生成ページの停止について
2-1.自動生成ページ「出力」と「停止」とは

通常、自動生成ページが出力されていますが、その出力を停止することができます。

▼PC/スマホサイト公開時の場合

▼レスポンシブサイト公開時の場合

出力
(初期状態・出力停止の表示)
停止

トップページは、アクセスした端末を判定して端末ごとの自動生成トップページが表示されます。
トップページ以外の商品一覧ページや商品詳細ページも各端末ごとに自動生成されていて、トップページなどからのリンクにより表示がされます。
トップページ以外は、/p/以下にPC用(レスポンシブ用)の自動生成ページがあり、/s/以下がスマートフォン用になっています。

PC用(レスポンシブ用)自動生成ページ
http://example.com/p/
スマホ用自動生成ページ
http://example.com/s/

自動生成ページ「出力」の状態でも、自作ページを公開できます。
レンタルサーバにファイルをアップロードすることで、自動生成ページで利用されるアドレス※以外で自作ページが公開できます。

自作ページURL
http://example.com/information.html
http://example.com/company.html

※自動生成で利用されるアドレスは、
トップページとなる”/”、各端末の”/p/”、”/s/”以下と、”/default/”以下です。
それ以外のアドレスで自作ページの公開が可能です。

自動生成ページの停止は、ページの種類(トップページ、トップ以外の個別ページ)と端末(PC/スマートフォン)毎に指定可能です。

自動生成ページ「停止」の状態では、自作ページのURL(公開アドレス)に制限がなくなります。

自作ページURL
http://example.com/p/price.html
http://example.com/information.html
http://example.com/company.html

2-2.自動生成トップページ停止の影響

▼PC/スマホサイト公開時の場合

▼レスポンシブサイト公開時の場合

PC(レスポンシブ)

PC(レスポンシブ)用の自動生成トップページを停止すると、ショップドメインのトップにアクセスした際に、レンタルサーバのindexファイルが表示されます。
(PC(レスポンシブ)用の自動生成トップページを出力中の場合は、自動生成されたPC(レスポンシブ)用のトップページが表示されます。)

① PCのブラウザでexample.comを指定すると、表示要求が送信されます。
② 表示要求がハイブリッドCMS Engineに届きます。
③ ハイブリッドCMSの設定にて、PC用自動生成トップページが停止となっていると、レンタルサーバに表示要求が行われます。
④ レンタルサーバ(自作ページ群)に表示要求が送信されます。
⑤⑥⑦ 表示返答をPCに返し、ブラウザにてexample.comが表示されます。

スマホ(スマートフォン)

スマホ用の自動生成トップページを停止すると、iphoneまたはAndroid携帯にてショップドメインのトップにアクセスした際に、
レンタルサーバのindexファイルが表示されます。

2-3.自動生成個別ページ停止の影響

▼PC/スマホサイト公開時の場合

▼レスポンシブサイト公開時の場合

個別ページの停止を選択するには、同じ端末のトップページを「停止」にする必要があります。
(トップページが「出力」となっている端末では、個別ページは「出力」に固定され、「停止」の選択は行えません。)

PC(レスポンシブ)

PC(レスポンシブ)用自動生成ページ出力    http://example.com/p/……

自動生成個別ページ「出力」時にはPC(レスポンシブ)用ページが自動生成され、レンタルサーバでそのアドレス(/p/以下)を利用することはできません。
自動生成個別ページ「停止」時にはPC(レスポンシブ)用ページが自動生成されなくなり、レンタルサーバで/p/が利用できます。

スマホ (スマートフォン)

スマホ用自動生成ページ出力    http://example.com/s/……

自動生成個別ページ「出力」時には スマホ用ページが自動生成され、レンタルサーバでそのアドレス(/s/以下)を利用することはできません。
自動生成個別ページ「停止」時にはスマホ用ページが自動生成されなくなり、レンタルサーバで/s/が利用できます。

2-4.個別ページ停止時の商品掲載ページについて

自動生成ページと自作ページのどちらがシステム上の商品掲載ページとなるか、ハイブリッドCMS設定に従い決定します。

商品掲載ページ(商品掲載URL)とは
商品掲載ページ(商品掲載URL)は、商品のカゴに入れるボタンを設置しているページのURL情報を指し、e-shopsカートSでは商品毎に情報を指定します。自作ページにカゴに入れるボタンを設置し、商品登録画面にてそのURLを指定する必要があります。
なお、指定可能な情報は共用URLとなります。
このURL情報は以下のリンク先などで使用されています。
【URL情報の使用箇所:商品検索フォーム利用時の結果、3ステップカートのカゴの中身画面の関連商品、会員マイページの購入履歴】

※ハイブリッドCMSが利用可能な場合、商品ごとの商品掲載ページ情報には、自動生成ページと自作ページ(任意入力のURL)の2種類が存在します。
(携帯カゴのご提供は終了しているため、携帯URLについては設定時反映される箇所はございません)


商品登録画面の商品掲載ページ表示部分

ハイブリッドCMS設定による商品掲載ページ情報の具体例

商品掲載ページの共用URLは、商品検索結果等をPCとスマホでクリックした際に利用されます。
ハイブリッドCMS設定によるPCとスマホでの閲覧への影響(どの商品掲載ページ情報が採用されるか)について、具体例を紹介します。

自動生成ページのURLが以下のように出力され、自作ページのURLを以下のように指定した商品を例にします。

▼自動生成ページ 商品掲載URL

PC用URL http://example.com/p/i12.html 
スマートフォン用URL   http://example.com/s/i12.html

▼自作ページ商品掲載URL

共用URL   http://exapmle.com/syouhin003.html

ある商品をカゴに入れて上記商品が関連商品に出ていた場合、
その関連商品をクリックして表示されるページは以下のようになります。

PC・スマートフォンでの閲覧

ハイブリッドCMS設定
組み合わせ
表示ページ
PCクリック時
自動生成ページ(PC用URL)の表示
http://example.com/p/i12.html
スマホクリック時
自動生成ページ(スマホ用URL)の表示
http://example.com/s/i12.html
PCクリック時
自作ページ(PC・スマホ共用URL)の表示
http://example.com/syouhin003.html
スマホクリック時
自動生成ページ(スマホ用URL)の表示
http://example.com/s/i12.html
PCクリック時
自動生成ページ(PC用URL)の表示
http://example.com/p/i12.html
スマホクリック時
自作ページ(PC・スマホ共用URL)の表示
http://example.com/syouhin003.html
PCクリック時
自作ページ(PC・スマホ共用URL)の表示
http://example.com/syouhin003.html
スマホクリック時
自作ページ(PC・スマホ共用URL)の表示
http://example.com/syouhin003.html
2-5.レンタルサーバで利用不可なアドレス

/default/   /p/※3    /s/※3    
※3 個別自動生成ページ停止時は、利用可能になります。

3.ハイブリッドCMS設定のおすすめ設定
3-1.PCのトップページは自作ページを見せたい

PCでのトップページ閲覧に対してだけ自作ページを表示し、その他のページは自動生成ページを利用(PCのトップページは自作ページを表示し、商品一覧や商品詳細は自動生成ページを表示)する場合、以下の設定にします。

この設定では、PCでのトップページにアクセスがあるとレンタルサーバのindexファイルが表示されます。
(スマホでアクセスがあると、スマホ用の自動生成トップページが表示されます。)
PC用自動生成個別ページが"/p/"以下に出力されているため、自作トップページから商品一覧等にリンクして利用いただけます。

3-2.PCだけ全て自作ページを見せたい

PCページは全て自作ページを表示する場合、以下のに設定にします。

この設定では、PCでのアクセスがあるとレンタルサーバのindexファイルが表示されます。
(スマホでアクセスがあると、スマホ用の自動生成トップページが表示されます。)
PC用自動生成個別ページ出力されていないため、商品詳細や商品一覧を自作ページにて用意する必要があります。

4.商品詳細ページでの端末別URLを表すメタ情報の出力

ビジネスプランやエキスパートプランのページ自動生成では、PC用ページ、スマートフォン用ページをそれぞれ出力しています。 商品ページも1商品毎にPC用・スマートフォン用のページがあります。

この状態を検索エンジンに伝えるために、生成される商品詳細ページにメタ情報を出力してます。

自作ページPC・スマホ共用URLを複数商品で同一にしないようにしてください。
Google社では、PC用ページとスマートフォン用ページが1対1であることを推奨しており、一対多の関連となることは望ましくないと説明しています。e-shopsカートSでは、以下ルールに則り自動でメタタグが出力されまので、一対多とならないよう十分ご注意ください。

端末 出力情報 条件
PC用 <link rel="alternate" media="only screen and(max-width:640px)" href="同一商品の自動生成ページスマホ用URL" /> ハイブリッドCMS設定にて
スマートフォン用の個別ページが出力
<link rel="alternate" media="handheld" href="同一商品の自動生成ページ携帯用URL" /> ハイブリッドCMS設定にて
携帯用の個別ページが出力時
スマホ用 <link rel="canonical" href="同一商品の自動生成ページPC用URL" />※1
または
<link rel="canonical" href="同一商品の自作ページPC・スマホ共用URL" />※2
※1:ハイブリッドCMS設定にて
PC用個別ページが出力時
または
※2:ハイブリッドCMS設定にて
PC用個別ページが停止かつ
PC・スマホ共用URLの設定が有る

商品詳細ページのみ出力されます。