パネル切り替えによる影響について

2017年4月11日と2017年4月18日において、レンタルサーバのパネルソフト「HDE Controller」を「Plesk」と呼ばれるソフトに切り替えいたしました。

今後の安定稼働とセキュリティ向上を目的とした切り替えです。誠に恐れ入りますがご了承賜りますようお願い申し上げます。

以下に、パネル切り替えに伴う変更点をご案内差し上げます。

※yourdomain.comを貴社ドメインに置き換えて、ご参照ください。

1. サーバ管理画面(パネル)について

パネルへのログイン情報は以下の表のように変更されます。ご利用者様に合致した情報は、パネル切り替え後にメールで個別にご案内いたしております。切り替え後はユーザ権限という概念が無くなりますので、ユーザごとのアカウントを既存で作成されている場合はご利用不可となります。ログイン情報は1つのみでの運用となります。

  変更前(HDE Controller) 変更後(Plesk)
ログインURL https://www.yourdomain.com:16590 https://sv07.e-shops.jp:8443
または
https://sv15.e-shops.jp:8443
ユーザ名
(ログインID)
admin@yourdomain.com yourdomain.com
パスワード アカウント発行当初のパスワード
または 任意パスワード
弊社指定のランダムパスワード

2. メールの送受信について

一部のご利用者様(※1)を除いて、メールはこれまで通り送受信が行なえます。メンテナンス以降、メールソフトで設定変更しなおす必要はございません。

受信サーバ 変更なし(mail.yourdomain.com)
送信サーバ 変更なし(mail.yourdomain.com)
ユーザ名 変更なし(ご利用のメールアドレス 例:info@yourdomain.com)
パスワード 変更なし(任意パスワードのまま)

3. FTP接続情報について

FTPは以下の通り、ユーザ名、パスワード、初期フォルダが変更になります。ご利用者様に合致した情報は、パネル切り替えメンテナンス終了後にメールで個別にご案内いたします。また、切り替え後はユーザ権限という概念が無くなりますので、ユーザごとのアカウントを既存で作成されている場合はご利用不可となります。
FTP接続アカウントは1つのみとなります。

変更前(HDE Controller) 変更後(Plesk)
ホスト名 変更なし(www.yourdomain.com)
ユーザ名 admin@yourdomain.com 顧客番号に変更
(例:es0XXXX または ss0000X)
パスワード アカウント発行当初のパスワード
または 任意パスワード
弊社指定のランダムパスワード
初期フォルダ /htdocs /httpdocs

4. ユーザWeb領域機能の廃止

「Plesk」へ切り替え後はユーザ権限という概念がなくなります。(オーナ権限のみ)
ユーザ権限で作成されたパネルアカウントやFTPアカウント、ディレクトリ、webの表示などは「Plesk」切り変え後は廃止となり、使えなくなります。

5. PHP/Perlのバージョンについて

以下のようにバージョンが変わります。

変更前(HDE Controller) 変更後(Plesk)
PHP ver.5.2.6 ver.5.3.3
Perl ver.5.8.8 ver.5.10.1

独自のプログラムを設置されている場合には、 切り替えメンテナンス終了後に、必ず挙動をご確認いただきますようお願い致します。

6. アクセス統計について

HDEの設定画面

アクセス統計は、引き継ぐことができません。「Plesk」へ切り替え後、新たに蓄積されたログを基に「Plesk」上で、アクセスlog解析の閲覧が行なえるようになります。

7. 分散設定ファイル制御について

HDEの設定画面

「分散設定ファイル制御」の設定項目は、切り替え後の「Plesk」では提供が無いので引き継ぐことができません。
但し、大元の親の設定が None → All に自動的に変更になるため、もし「Plesk」でも、分散設定ファイル制御を行なう場合には「.htaccess」をご用意のうえ配置していただくことで、同じことが実装できます。
(.htaccessには所定の記述方法があるかと存じますが、記述や設置に関する具体的なサポートは出来かねますので、恐れ入りますがご了承ください。)

変更前(HDE Controller)の
分散設定ファイル制御設定
変更後(Plesk)の動作 説明
None All 引き継がないためAllに変わります
All All
このディレクトリには設定しない
(親を継承)
All 親の設定が変わるためAllに変わります
以下のリストから選択する All 引き継がないためAllに変わります

8. アクセス制御の廃止

HDEの設定画面

ディレクトリ毎のアクセス制御機能がありましたが、切り替え後は無くなりますので引き継ぐことができません。

9. CGI/SSIについて

HDEの設定画面

CGI/SSIの初期値が以下のように変更になります。また、CPUの最大使用時間を任意の秒数で設定が行なえましたが「Plesk」に引き継ぐことはできなくなります。尚、セキュリティ向上のため、実行ユーザがApache → ユーザへ変更になります。

変更前(HDE Controller) 変更後(Plesk)
CGI/SSIの初期値 無効 有効
実行ユーザ Apache ユーザ
CPU最大使用時間 任意の秒数に設定可 120秒に固定(任意設定不可)

実行ユーザがApache → ユーザへ変更(nobody権限とsuEXEC)になることにより、推奨パーミッション値が変わります。※切り替え後の「Plesk」におけるCGI/SSIについて詳細はコチラ

変更前(HDE Controller) 変更後(Plesk)
CGIプログラム 705 700
ディレクトリ 707 700
記録用ファイル 606 600

10. 「メール認証」の選択を廃止

「HDE Controller」の機能で以下のように「メール認証」の選択が行なえましたが「Plesk」では選択する機能は廃止され、「POP及びAPOPで認証」に変わります。但し、「利用不可」の設定だけは引き継ぎます。

HDEの設定画面
変更前(HDE Controller)の
「メール認証」の設定
変更後(Plesk)の動作 説明
POP及びAPOPで認証 POP及びAPOPで認証
POPのみで認証 POP及びAPOPで認証 引き継がないためPOP及びAPOPで認証に変わります
AOPのみで認証 POP及びAPOPで認証 引き継がないためPOP及びAPOPで認証に変わります
利用不可 利用不可 メールボックスが無効状態のまま引き継ぎます

「IMAP」での通信はこれまで通り、「Plesk」へ切り替えした後もご利用可能です。

11. メール自動返信の設定にある「返信メール差出人」の表記変更設定を廃止

HDEの設定画面

メールを受信したときに、送信者様に自動返信する機能があり、その差出人(from)の表記を変更できる機能がありました。「Plesk」への切り替え後はこの機能は無くなりますので、差出人の表記を変更なされている場合には、現在のご設定を引き継ぐことはできません。
「Plesk」への切り替え後も自動返信メール自体はご利用可能ですが、運用中のメールアドレスが差出人となります。

12. メールの送信数制限について

「Plesk」への切り替え後はブラックリスト対策として、1時間に送信できるメールの数に制限をかけます。
弊社側で設定いたしました制限値は、以下の通りです。

1つのメールアドレスにつき 1つのドメインにつき 1つのご契約につき
500通 迄 1000通 迄 1000通 迄