心をつかむ!商品の梱包・同梱物の押さえておきたいポイント

心をつかむ!商品の梱包・同梱物の押さえておきたいポイント

ネットショップは、お客様から商品の購入手続きがあり発送して終了!ではありません。
お客様にとって、待ち望んだ商品が手元に届いたときが一番うれしい瞬間です。

その瞬間を、更によりよいものに演出することでショップに対して好感を持っていただくチャンスになります。
次も利用したいと思っていただけるよう、梱包や同梱物に工夫をする努力をしましょう。

ここでは、梱包・同梱の様々な工夫についてをご紹介します。

梱包編

梱包編

梱包の工夫はお客様に対するショップの意識が表れる

梱包までしっかりと丁寧な仕事をすることで、ショップ側の印象も変わってきます。
些細なことではありますが、お客様は案外気付くことが多いのです。
顧客満足度をあげてリピーターとなってもらうべく、梱包について見直してみてはいかがでしょうか。

緩衝材を使用する

梱包資材と商品の隙間に緩衝材を入れて商品が破損しないように配慮しましょう。
精密機器でなかったとしても、運搬中の振動などで部分的に破損したり箱が歪んでしまうなどの可能性が考えられるので、できるだけ商品は緩衝材で保護したほうがよいです。

梱包の資材は丈夫なものを。天気によっては防水対策も

お客様の手元に荷物が届くまでの間、梱包の状態が悪くなってしまう可能性もあります。
なるべく強度のある資材を使うことで、段ボールが凹んだり曲がったりをできるだけ防ぎましょう。

また、梅雨のシーズンなど雨に濡れる可能性が高い場合は、梱包を防水の資材で覆ったり梱包内の防水対策をするなどの気配りがあると好印象です。

配達ドライバーにも配慮を。取扱い注意の荷札シール(ケアマーク)を利用する

配達ドライバーさんがひと目で取扱いが分かるように、荷札シールを貼ることも有効です。
天地無用や下積み注意、ワレモノなど色々種類がありますが、利用する配達業者の指定シールをなるべく使うようにしましょう。
なお、荷札シールは直営店でもらえたり、送り状自体に印字することができたりします。

ロゴが入ったショップ専用の梱包資材を使う

開封前の状態でも「ショップ」を印象付ける最も簡単な方法です。
また受け取るときに間違いなくショップからの荷物だということが分かるので安心感をあたえることができます。

ただし、専用の資材を作るコストがかかることと、ロゴや社名などが変わった時に修正する必要があり、既に印字済みの資材の余りがでる可能性があるので、導入はタイミングを見極めましょう。

【余談】梱包の便利グッズ

最近では100均でも様々な便利グッズが出ています。
たとえば、小さな郵送が多いショップに特に便利な発送用厚さ測定定規や、テープ付き緩衝材など。
梱包用フィルムも幅広いネットショップが重宝するアイテムです。

配送業者が販売している資材でもよいですが、資材販売のネットショップもたくさんありますので検討してみてはいかがでしょうか。

同梱編

同梱物によるアプローチでショップのファンを増やす

商品と一緒に入っている物には、だいたいのお客様は興味をもってくれることが多いです。
そこでどれだけ心を掴むことができるかがとても大事です。
こちらが宣伝したいものばかり詰め込んでは一方的過ぎるので、お客様が「喜ぶ物」であるかを見つめ直してみてください。

御礼状やメッセージカード

数あるネットショップの中からあなたのショップを選んでくれたことに対して感謝の気持ちを添えましょう。

通信販売は顔が見えない商売なので、どうしても対面販売よりはショップに対する親近感安心感を持ってもらうことが難しいことが多いです。
商品のことは覚えていてもショップ名は忘れられてしまうこともあったりします。

純粋な感謝の気持ちを伝えられたらお客様も嬉しいと感じるでしょう。
「ショップ」を認識してもらうことで、ショップ自体のファンになってくれる可能性も。

御礼文は手書き(風)がオススメ!
手書きは人の温度を感じられるのでより親近感が湧きます。
無理でなければイラストなども入れてみるのもアリ
顧客が多くて手書きの作業は大変!というときは
手書き風のフォントを使って印刷する形でもOK!

オトクな情報やおすすめ品の紹介チラシ

お客様にとってお得な情報を教えることで、リピートしてもらえる可能性を上げましょう。
また、イチオシの商品なども見栄えの良いチラシを作成して興味をもってもらうきっかけを作りましょう。

DMに近いため、スルーして捨てられてしまう可能性もありますが、商品を開封して目に入るチラシはDMより効果が期待できます。

同梱チラシはショップ側のメリットも大きい
普通にチラシを作成しポスティングしたり、会員向けにチラシを郵送することと比較すると
コストが断然に安いです。
商品を送るついでに箱の中に入れるだけなので、実質チラシ作成費用・印刷費用のみ。
また、商品を買ったお客様という時点で、不特定多数にアピールするよりも
リピート率が高いターゲットに対して訴求できることも大きいです。

買った商品とは別の商品のサンプル品

今回買ったものとは別の商品のサンプル品を使ってもらい、良いと思ってもらえれば次回購入のきっかけに繋がります。
この方法は、ショップ様の商材によって向き・不向きがあります(向いているのは化粧品関係や食品関係など)

無理に取り入れる必要はないとは思いますが、前述のチラシよりもリピートしてもらえる可能性を引き上げることができます。

納品書を同封する。購入の御礼文を含めるのも

昨今はペーパーレス化が進んでいて納品書を同封しないケースもあります。
ただ、お客様の立場で考えると、頼んだ商品と届いた商品の確認が取れる納品書は案外必要とされていることが多いようです。

また、納品書のフォーマットを編集できるようであれば、スペースにあなたのネットショップを利用してくれた御礼の文章を添えて、お客様がまた利用したいと思ってもらえるようアピールするのも良いでしょう。

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