ネットショップでは多くの訪問者がネットショップのトップページに訪れると思います。
検索などから商品ページに直接たどり着いた方も、インターネット広告やSNS、メルマガなどさまざまな経緯で訪れた方でも、何らかの形で一度はネットショップのトップページを参照するでしょう。
そこで、重要になるのがせっかく訪れてくれた訪問者に、自店で取り扱っている商品をネットショップのトップページでどうやってアピールして、興味をもってもらうかという事ではないでしょうか。
今回は、訪問者にどうやって紹介して、少しでも興味を持ってもらえるようにするか考えてみます。
おすすめ商品をアピールしよう
おすすめ商品をアピールすると言っても、どのように紹介をするのが良いでしょうか。何かのカテゴリでグルーピングして紹介する事が、お客さまに対しても分かりやすいと思います。
【おすすめ商品】
売れ筋商品、オーナーのおすすめ、お客さまの反応が良い商品などを「おすすめ商品」として紹介をします。
ネットショップ構築サービスなどを利用している場合には「おすすめ商品」紹介機能なども用意されていると思いますが、そのようなサービスを使っていない場合でも、ショップで販売促進をしたい商品や、オーナーのおすすめ商品をホームページで紹介をすれば対応ができるので、導入システムの機能に左右されずすぐに気軽にスタートができると思います。
【人気ランキング】
売れ筋ランキング、参照ランキング、再購入ランキングなど、ランキングを用いた商品紹介は、お客さまにたいして非常に分かりやすい紹介方法だと思います。
「今これが売れているんだ」「こういった商品が人気があるんだ」など、お客さまの購買欲に直接訴えかけることができ、興味が無かった商品でも購入につながるかもしれない紹介方法だと言えます。
【新着商品】
新着商品でまとめて紹介するのも、お客さまには非常によいアピール方法です。新着商品の場合には写真や商品名だけでなく、コメントなども効果的に記載して写真とコメントの相乗効果を狙う事もできます。
例えば「人気商品の久しぶりの入荷です!」「売切必至!お早めの購入を!」「次回入荷は未定です!」など、お客さまの購買意欲をそそるコメントを付け加えて紹介してみましょう。
【新商品の紹介】
新たにラインアップに加わった商品や、新規に取り扱いを始めた商品などをピックアップして紹介する方法です。
こちらも「新着商品」と同じように写真や商品名だけでなく、コメントの相乗効果で紹介をするのが良いでしょう。
「お待ちかねの新作です!」「数量限定の新着商品です!」など、お客さまの購買意欲をかき立てるコメントを付け加えて紹介してみましょう。
【再入荷商品の紹介】
再入荷した商品をメインで紹介する方法です。
再入荷に限定してしますと紹介できる商品数限られてしまう事もあるので、どちらかというと「新着商品」や「新商品」などと絡めて紹介をする事が重要なのではないかと思います。
目玉商品でも少ない商品数で紹介をしてしまうと、単に取り扱い商品が少ないのかと誤解を与えてしまい却って逆効果になる事もあるかもしれませんので注意しましょう。
如何でしょうか。
いくつかのカテゴリでグルーピングする事で、紹介する側も作業が楽になりますし、お客さまには理解してもらいやすくなります。
ちなみカテゴリはあくまでも一例です。自社のネットショップや取扱商品にあったカテゴリを設けることでより分かりやすく、商品の魅力を伝えることができますので是非導入をしてみてください。
また、カテゴリは1つではなく、複数のカテゴリを組み合わせることでも相乗効果が期待できます。
商品写真とPRコメントを効果的に使おう
当然の事ではありますが、商品紹介の際には商品写真だけではなく、商品のPRコメントも追加をすると商品写真とPRコメントの相乗効果を期待する事ができます。商品写真については、ライティングや構図など商品をより魅力的な写真にするための多くのテクニックがありますが、写真を撮るという事ではなんとなくイメージが付くのではないかと思います。
そこでここではPRコメント作成の簡単なポイントをご紹介します。これらの事を気にしてコメントを作成すれば、お客さまの商品について知りたい部分を少しでも抑えることができると思います。
「おすすめ理由」
価格や便利さ、人気や新しさなど、この商品をなぜ「おすすめ」ポイントを伝える。
「商品のこだわりポイント」
成分や産地、生産者、製法など、この商品ならではのこだわりポイントを伝える。
「商品にまつわる体験談」
実際に使った体験談やプレゼントした体験談など、商品にまつわる経験を伝える。
「聞きづらいが気になる情報」
価格や割引の有無、利用方法や配送方法、ラッピング対応の可否など、事前に確認したいと思うポイントを伝える。
以上の事を踏まえて検討をしてみてください。
とはいえ、今回はトップページでのおすすめ商品に伴う紹介だという事をお忘れなく。
あまりに長すぎるPRコメントは却って敬遠されてしまいます。サイトのデザインやレイアウトのスペースなどとも相談してすてきなPRコメントを作成してください。
ネットショップのトップページについて
ネットショップの作成サービスなどを利用している場合には、多くのサービスがトップページで商品紹介をする機能を持っていると思いますが、ショッピングカート機能のみを利用してネットショップは独自のデザインをさえたり、自社で運営をされている場合に、こういったお話をすると「お客さまが最初に見るページなので、ちょっと素敵なページにしたい!」「おしゃれな感じでウェルカムページを作りたい!」「ただ、商品を紹介するなんてちょっとセンスがない!」と思われるオーナーさんもいらっしゃると思います。
確かに、ブランドイメージが既にある場合、あるいは業種や取扱商品によっては「Enterページ」や「ウェルカムページ」は、それらのイメージや印象をふくらませる魅力的なものになるかもしれません。
しかし、多くの方がネットショップを訪れる目的は「商品を購入する」ためです。自店のネットショップでしか手に入らない商品を取り扱っている場合には、お客さまの「このネットショップで買う!」「このネットショップでしか買えない!」という気持ちがあるので、「Enterページ」や「ウェルカムページ」は高揚感を高める公開期待できますが、多くの場合には「この商品が欲しい」という気持ちで検索をし、あなたのネットショップにたどり着いたのかもしれません。あるいは、他のネットショップと価格を比較して少しでもお得な買い物をしたいと考えている方かもしれません。
そういったお客さまは、少なくとも表示されたページに目的の情報がなければ、すぐにサイトを立ち去ってしまうかもしれません。
少なくとも最初に「Enterページ」や「ウェルカムページ」に出会った場合、残念ながらネットショップの中に入ることなく立ち去ってししまう事でしょう。
ホントにあと1クリックしてもらってネットショップに入ってくれれば、最安値の商品や求めていた商品が手に入ったかもしれないのにです。インターネットの世界では「すぐ」とは、ほんの数秒程度、最大で3秒。。。。1秒以下となる事もほとんどです。
せっかく、優良顧客になっていただける可能性があったお客さま、つまりは見込み客を、「Enterページ」や「ウェルカムページ」で帰らせてしまっているのです。
そんな残念な結果になってしまうのであれば、ネットショップのトップページに商品を紹介して、見込み客を優良顧客として迎えることが少しでもできる可能性に掛けた方がよっぽどネットショップとして嬉しい事ではないでしょうか。
まとめ
ネットショップのトップページは、訪問者にネットショップアピールするための大事なページです。
「うちは取り扱い商品自体が魅力的だから関係ない!」と考えているオーナーさんもいらっしゃると思いますが、そういった場合でも「こういった商品ラインアップですよ!」と伝えることは、マイナスの効果になる事はないのではないでしょうか。
ネットショップの運営方やショップ全体のイメージ戦略もあると思いますが、検討してみる価値はあると思いますので、是非ご検討ください。