今回はビジネスで使える法人向けFacebookページの作成方法をご紹介します。
Facebookページってなに?
Facebookページとは、企業などが会社名や商品名、ブランド名をメインにして作成している、Facebookのビジネス向けのページに事です。
このFacebookページを開設することで一体どんなメリットがあるでしょうか?
また、皆さんが個人で使っているFacebookでの情報発信(個人ページ)とは何が違ってくるのでしょうか?
【登録名】
・個人ページ:個人の実名
・Facebookページ:会社名、サービス名、ブランド名など
【作成できるページ数】
・個人ページ:1ページのみ作成
・Facebookページ:複数ページ作成できる
【管理者】
・個人ページ:本人のみ
・Facebookページ:複数で管理できる
【アクセス解析】
・個人ページ:できない
・Facebookページ:できる(インサイト機能を使用)
【閲覧の制限】
・個人ページ:Facebookにログインしないと参照できない
・Facebookページ:Facebookにログインしなくても参照できる
【SEO対策】
・個人ページ:SEO対策(小)
・Facebookページ:SEO対策(大)
以上のような違いがあります。
Facebookページはやはりビジネス向けのサービスとあってビジネスシーンにあった利用方法や機能、サービスが用意されています。
・会社名、サービス名、ブランド名でページを作成できる
・複数人で管理をすることができる
・アクセス解析をすることができる
・Facebook広告に出稿することができる
・Facebookにログインしなくても参照できる
・SEO対策がされている
個人ページと比較して以上のような大きなメリットがあるので、利用してみる価値はありそうです。
Facebookページでのターゲットは?
あらゆるところで話題に上がるSNSマーケティングですが、今ではいろいろなSNSを利用する事ができます。
実際のところ、どういったサービスをどのくらいの人が利用しているのでしょうか?
2019年にまとめられた「日本国内のSNS月間利用者数」を参考にすると、全世界での利用サービスと利用者数の値は次のようになります。
■1位:Facebook 24億9,800万人
■2位:YouTube 20億人
■3位:WhatsApp 15億人
■4位:WeChat 11億6,500万人
■5位:Instagram 10億人
全世界だとFacebookの利用者が一番多いようです。
では、日本に限ってみるとどうでしょうか。
■1位:LINE 8,300万人
■2位:Twitter 4,500万人
■3位:Instagram 3,300万人
■4位:Facebook 2,600万人
■5位:TikTok 950万人
日本でのFacebookの利用者数は全体で5位に位置します。
2019年の統計の内訳をみると20代のFacebook利用者は減少傾向にありますが、50代以上の利用者は増えている状況にあります。
SNSマーケティングのポイントとしては、特定の年代にターゲットを絞ってメーケティングをするのであればその世代にあったSNSを利用する。
広い年代にアピールをするのであれば複数のSNSを活用して情報発信をするといった方法をとる方が効果的と言えます。
無料で情報を発信できるので、少し手間はかかりますが使わない手はないと思いますよ!
Facebookページを開設するメリットとデメリット
Facebookページを開設するメリット
【実在性の担保】
Facebookでは実在する人物や団体以外の登録や情報発信を禁止しているので、匿名で投稿できるSNSとは異なり情報の信頼性がある程度担保されますので、信用性が高いと思ってもらうことが可能です。
【コストを抑えた運用が可能】
Facebookページ自体の利用については無料で利用ができますので、できるだけ費用を抑えたい企業やショップなどでも導入がしやすいです。
【操作が簡単】
告知したい内容を投稿するだけで済みますので、ホームページを作成したりデザインを考えてりといった事も苦手という場合でも簡単に情報は発信ができます。
【お客様とのコミュニケーションがとりやすい】
投稿に対して「いいね!」をしてくれることで直接、お客さまの反応を感じる事ができたり、コメントを利用してお互いにコミュニケーションを取り合ったりすることもできるので、お客さまとの距離感も縮めやすいです。
【情報の拡散性や信用度が高い】
「実在性の担保」でも書きましたが、Facebookでは実在する人物や団体以外の登録や情報発信を禁止しており、実際の友達とつながっている方が多いので、「いいね!」や「シェア」の信用度も「あの人がいいねと言っているなら!」と記事の閲覧度が高まったり、「あの人に教えてあげよう!」といった拡散性も期待ができます。
Facebookページを開設するデメリット
【継続的な運用が必要】
Facebookに限らず、SNSでは定期的かつ頻度の高い情報発信が不可欠になります。ファンになってくれた方はお店からの最新の情報を受け取りたいと思ってくれた人たちなので、その方たちにしっかりと情報を発信する事が必要です。
【人と時間的なコストがある程度必要】
定期的な投稿や、コメントへの返事など、SNSの運営にある程度の時間や人員を割く必要があるかもしれません。
【迅速なコミュニケーションが必要】
投稿に対するコメントをもらった場合など、ある程度迅速な返事や連絡が必要になります。SNSでは比較的タイムリーな情報を求められることがあるので、できる限り迅速な対応を心がけましょう。
【機能の更新などに対応する事が必要】
SNSサービスは見た目や機能とも随時システムの更新・変更がなされます。昨日まで使っていた機能が使えなくなったり、新しい機能が追加されたりと、ある程度その変化に対応していく必要があります。
【宣伝的なコンテンツが届きにくい】
Facebookは実際の友達とつながっている方が多いので、情報の信頼性や拡散性が高い分、ビジネスの投稿が実際の友達の投稿より優先的に表示されたり、目にとまるのは少しハードルが高いかもしれません。
最初のうちは投稿の閲覧数は思うように伸びないかもしれませんが、じっくりと腰を据えて情報を発信する事が重要です。
メリットとデメリットにあげた項目が表裏一体となる点もありますが、情報発信ツールとしては見逃すことができないサービスと言えます。
Facebookページを開設してみよう
それでは、実際にFacebookページを作成する手順についてご紹介します。
なお、Facebookページを開設するには事前にFacebookアカウントを取得している必要があります。未取得の場合には事前にFacebookアカウントを取得しておきましょう。
1.Facebookにログインする。
2.Facebookのホームに移動し、左メニューの「ページ」をクリックします。
3.Facebookページの作成フォームが表示されるので「新しいページを作成」をクリックします。
4.画面が切り替わり「ページ情報」の入力フォームが表示されるので、「ページ名」「カテゴリ」「詳細」の情報を登録します。
※こちらの情報はFacebookページ公開後に変更をする事ができます。
「ページ名」:作成するFacebookページの名称を入力します。公開された際にページ名として利用されます。
また、右側の「ページ名」の部分にも表示されます。
「カテゴリ」:公開するFacebookページのカテゴリを選択します。
カテゴリは最大3個まで選択する事ができます。
カテゴリはフォーム内にキーワードを入力すると用意されているカテゴリ名が表示されるので、
そこから選択をします。フォームに自由に入力ができそうですが、Facebook側で用意されているものから選択するようになります。また、選択したかカテゴリは右側の「カテゴリ」部分にも表示されます。
「詳細」:作成するFacebookページのサービス内容やページの説明などを最大255文字以内で入力します。
また、登録した情報は右側の基本データの「説明」部分に表示されます。
5.「ページ名」「カテゴリ」「詳細」の入力が完了したら「Facebookページを作成」をクリックします。
6.「画像」の入力フォームが表示されるので、引き続き「プロフィール写真」「カバー写真」を登録します。※こちらの情報は後からでも追加する事ができます。
「プロフィール写真」:登録すると、右側のプロフィール個所に登録写真が表示されます。
「カバー写真」:登録すると、ヘッダ部分に登録写真が表示されます。
「カバー写真」は登録フォームで表示位置の調整をする事ができます。
7.写真の登録ができたら「保存」ボタンをクリックし、ページ開設の設定を完了します。
8.保存処理が完了すると、Facebookページの開設が完了となります。
以上で開設の手続きは完了です。
なお、Facebookページの開設が完了した時点で登録した情報での公開がされてしまいます。
コンテンツの追加や準備などで非公開としたい場合には「設定」から公開範囲を変更し非公開にする事ができます。
また、作成したFacebookページを削除したい場合には「設定」の「ページを削除」から、Facebookページを削除する事ができます。
なお、削除したFacebookページは復活する事はできませんので、削除処理を進める際には注意が必要です。
以上でFacebookページの作成、公開をする事が出来ました。Facebookページを活用して、ネットショップ(ECサイト)の情報を発信してマーケティングに活用してください!