「Google サーチコンソール(Google Search Console)」にWebページの登録が完了したので、さっそく「Google サーチコンソール(Google Search Console)」を使ってみましょう!
「Google サーチコンソール(Google Search Console)」を利用する事でどんな事ができるでしょうか?サイト訪問者が検索の際に入力したキーワードやフレーズといった「検索クエリ」の確認や、Googleの検索エンジンにデータを収集(クロール)してもらうための申請手続などいろいろな事ができます。
以下に、「サーチコンソール(Search Console)」で確認できる項目のうち、よく利用する項目について簡単に説明します。
よく使う「Google サーチコンソール(Google Search Console)」の項目について
【検索パフォーマンス】
「検索パフォーマンス」ではサイト訪問者が検索の際に入力したキーワードやフレーズといった「検索クエリ」の確認ができます。
「検索クエリ」ごとの「クリック数」、「表示回数」、「CTR(クリック率)」「掲載順位」などが表示され、期間も「過去7日間」「28日間」「3ヶ月間「6ヶ月間」など選択する事もできます。
検索されたキーワードなどを把握することにより、今後のサイト作成やコンテンツ作成にあたっての対策をとることができます。
期間についても過去7日間、28日間、3ヶ月間などと前の期間と比較をする事もできるので、キーワード別の状況の変化を確認しながら、キーワードの検討をする事も可能です。
【URL検査】
「URL検査」では管理しているWebサイトが検索エンジンのデータベースに登録(インデックス)されているか確認したり、新たに作成したサイトなどを検索エンジンに登録してもらうための申請を行う事ができます。
Webサイトを公開しても、検索エンジンがそのサイトを見つけてデータベースに登録(インデックス)するのにはある程度時間がかかります。そのため、Webサイトの管理社からにデータベース登録(インデックス登録)を申請することで、いち早く検索エンジン上に表示されるようになります。
▼登録(インデックス)されているかの確認は以下の手順で行うことができます。
※ここではプロパティ登録したURLが「https://www.sample.com/」とご説明します。実際には「https://www.sample.com/」の部分はご自身の登録URLに置き換えてください。
【1】上部の検索フォームに「https://www.sample.com/」を入力し、リターンキーをクリックします。
【2】Googleに登録(インデックス)されているかチェックされます。
【3】「URL は Google に登録されています」と表示された場合
データベースに登録(インデックス)されています。
【4】「URL が Google に登録されていません」と表示された場合
データベースに登録(インデックス)されていない状況なので「インデックス登録をリクエスト」するからデータベース登録(インデックス登録)申請手続きを行います。
せっかくWebページを作成しても検索対象になっていなければアクセスに大きな影響ができますので必ず確認しましょう。
【ガバレッジ】
「ガバレッジ」では検索エンジンがデータを収集(クロール)した際のページの状況について確認ができます。ページの状況(ステータス)については以下のような表示がされます。
「エラー」:何らかの影響によりデータベースに登録(インデックス)できなかったページを示します。「有効(警告あり)」:データベースに登録(インデックス)されていますが、何らかの問題があり注意が必要なページを示します。
「有効」:正常にデータベースに登録(インデックス)され、問題のないページを示します。「除外」:意図的にデータベースに登録(インデックス)させてないページを示します
また、具体的にどのページがどういった理由でエラーなどの状況(ステータス)と判断されているのか詳細を確認する事ができますので、詳細を確認してページの修正を行うようにしましょう。
「カバレッジ」は週1回、月1回など定期的にチェックし、問題が発生していれば修正するといったスタンスで確認をする事をおすすめします。エラーと判断されるページが「0」ならば安心できますが、問題ありと判断されるページが多いとせっかく作ったページも検索対象のならないので、Webサイトのアクセスにも大きな問題となります。
【サイトマップ】
「サイトマップ」とは「ガバレッジ」で説明したサイト申請の方法とは別に、「XMLサイトマップ」と呼ばれる検索エンジン用のフォーマットで作成されたWebサイトのページを知らせるファイルを利用してデータを収集(クロール)してもらう事です。
検索エンジンのデータ収集(クロール)は原則としてWebサイト内のリンクを辿って各ページを認識し収集(クロール)して行くので、リンクの構造が適切に構築されていなかったり、特定のページからしかリンクがなかったりすると検索エンジンにとって「気づきづらいページ」となってしまいます。
そこで、この「XMLサイトマップ」を利用することで「気づきづらいページ」や「新しいページ」をより早く収集(クロール)してもらうことができるようになります。
▼「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の違いってなに?
「サイトマップ」というとWebページ内にある「サイトマップ」と誤解をされる人もいると思います。
こちらは、あえて言うならば「HTMLサイトマップ」といい、サイト利用者向けのページになります。
Webサイト内のページ構成を伝えたり、リンクをたどるのが面倒な場合にダイレクトに目的のページにたどり着けたりと実際にサイトを利用する方の利便性を高めるファイルです。
ページの存在を知らせるという目的は同じでも、知らせる相手(検索エンジンなのか利用者なのか)によりファイル形式が異なりますので注意してください。ちなみに「XMLサイトマップ」は専用のソフトやプラグインなどで作成する事ができます。
「検索エンジン サイトマップ 作成」などで検索をすると作成サイトやツールなどを探すことができます。
【リンク】
「リンク」では、プロパティ(登録サイト)がどれだけ外部のサイトからリンクをされているか、つまり「被リンク」についての情報を確認する事ができます。ここでは、以下のような3項目の被リンク情報を確認できます。
【外部リンク】
プロパティ(登録サイト)以外のサイトがリンク先として設定しているページURLとリンク数
【内部リンク】
プロパティ(登録サイト)内でリンク先として設定しているページURLとリンク数
【上位のリンク元サイト】
プロパティ(登録サイト)以外からリンクしてくれているサイトに関する情報とリンク数
とはいえ、被リンクは自然増えていったり、紹介してもらう事が前提になるので、最短の解決策などはないと言えます。利用者の課題解決や悩みの解消など有益と感じるコンテンツを提供したり、みんなに知らせてあげたいと思うような情報の発信を心がけることで自然と被リンクも増えていきます。まずは、訪問してもらった利用者の方に喜んでもらう、口コミで広めたくなる情報やWebサイト作りにする事が重要です!
以上の項目については、利用したり確認をしたりする頻度が高いので、覚えておいてください。