
ネットショップを盛り上げるための戦略として有効なのが定期的なネットショップイベントの開催です。イベントを盛り上げるバナーや画像をサイトに公開し賑わいを演出することでネットショップにも盛況感がでます。
また、定期的なイベントを開催しお客さまに「買うきっかけ」を提供することで、ネットショップへのリピートを促し、ひいてはネットショップのリピーター獲得(顧客獲得)にもつながります。
イベントの開催については、単発のイベントを不定期にやってもあまり意味がありません。(既に多くの顧客を獲得していたり、専売性のある商品を扱っている場合などは不定期のイベントを突然開催しても十分お客さまに喜んでいただけるとは思いますが。。。)イベント開催についてはお客さまのニーズや購買欲を刺激するタイミングで告知や開催をする事が重要になってきます。
年中行事に関連したイベントを開催してみよう

イベント開催の基本形は「世間の動きに合わせて開催」することです。身近なところではクリスマスや母の日などの年中行事に合わせたいわゆる「大型商戦」にタイミングを合わせることです。
年中行事でパッと思いつくものをピックアップしてみましょう。
1月 お正月、成人式
2月 節分、バレンタインデー
3月 ひな祭り、ホワイトデー、卒業式、お彼岸
4月 入学式、入園式、お花見、ゴールデンウィーク
5月 母の日、こどもの日(端午の節句)、ゴールデンウィーク
6月 梅雨、父の日、結婚式
7月 七夕、お中元、お盆、夏休み、海の日
8月 花火大会、お祭り(夏祭り)、帰省
9月 敬老の日、秋の味覚、十五夜、秋分の日、お彼岸
10月 ハロウィン、体育の日、運動会
11月 七五三、勤労感謝の日
12月 クリスマス、お歳暮、大晦日
こういった年中行事に合わせる事で、世の中の消費マインドに便乗できるため、お客さまからの反応を得やすいと言えます。
ネットショップオリジナルのイベントを開催してみる
ネットショップオリジナルのイベントを開催するのも効果的です。例えば、「●●の日」に合わせたイベントなどです。
調べてみると、意外と「●●の日」などの記念日は多くさまざまな理由で、多くの記念日が制定されていますので、ご参考にいくつか「●●の日」をピックアップしてみました。
ケーキの日(1月6日 記念日)
110番の日(1月10日 記念日)
レディース・ユニフォームの日(2月4日 記念日)
スニーカーの日(2月22日 記念日)
スーツを仕立てる日(3月2日 記念日)
作業服の日(3月29日 記念日)
トレーニングの日(4月1日 記念日)
インテリアを考える日(4月10日 記念日)
アイスクリームの日(5月9日 記念日)
呉服の日(5月29日 記念日)
おむつの日(6月2日 記念日)
ロールケーキの日(6月6日 記念日)
ゆかたの日(7月7日 記念日)
デコレーションケーキの日(7月12日 記念日)
ハンバーガーの日(7月20日 記念日)
はちみつの日(8月3日 記念日)
ハンコの日(8月5日 記念日)
歯ブラシの日(8月24日 記念日)
秋の睡眠の日(9月3日 記念日)
骨董の日(9月25日 記念日)
ようかんの日(10月8日 記念日)
国際コーヒーの日・コーヒーの日(10月1日 記念日)
鍋の日(11月7日 記念日)
119番の日(11月9日 記念日)
和食の日(11月24日 記念日)
音の日(12月6日 記念日)
寒天発祥の日(12月27日 記念日)
「110番の日」や「119番の日」などには防犯グッズや防災グッズのイベントを実施してみたり、「骨董の日」に食器の特売イベントを実施したり、スイーツ関連のネットショップだったら、「ケーキの日」や「アイスクリームの日」などにイベントを実施してみるなど、いろいろな展開でイベントを企画して見るのも面白いと思います。
あるいは、一般的に売り上げが減少すると言われる「2月」「8月」に、売上アップを見越してイベントを実施するのも良いかもしれません。
ネットショップイベントの準備をしよう
ネットショップなので、実店舗ほどの量はないとはいえショップイベントするからには、それなりの準備が必要です。
例えば、イベントを盛り上げるためのバナーや画像、ロゴなどを用意してトップページなどで公開するのも良いでしょう。イベント用のランディングページなどを用意する事も、訪問してくれたお客さまの購買欲を刺激するかもしれません。
利用しているサービスによっては、イベント用ページや会員限定ページを公開する事が出来るものもあると思います。
そして忘れてはいけないのが、商品の準備と発送作業です。特に行事などに合わせて行うイベントではより注意が必要です。
例えば、「母の日」に向けてのイベントを開催した場合、ラッピングやメッセージカードなどいつも以上に手の込んだ作業が必要になるかもしれません。
また、ネットショップの繁忙期は配送会社にとっての繁忙期になります。そのため、いつもなら前日に出しても翌日配送ができる地域でも、ある程度余裕をもって発送の手配をしなければいけないかもしれません。
雑なラッピングの商品が届いたり、希望日に届かないと言った事は、お客さまのリピート率にも大きく影響します。売上が欲しくても、作業に支障が出てしまいそうな場合には、在庫があっても「販売終了」などの告知を出す覚悟も必要になるかもしれません。
準備については、インターネット上のネットショップ側の作業だけに意識が行きがちですが、同時に実際に商品を準備したり発送したりと言ったバックヤード作業の事にも注意をするようにしましょう。
イベントの告知をしましょう

ネットショップイベントの準備が出来たら、お客さまにイベントの開催を知ってもらう必要があります。
予算に余裕があるのであれば、優良の広告などを出してみるのもいいかもしれませんが、できればあまり費用は掛けたくないのが本音です。
一度でもネットショップで購入をされたことがあるお客さまには、メールマガジンやDMなどで告知をしましょう。
また、SNSなどを利用してネットショップの情報を発信している場合には、こちらを活用しない手はありません。
目玉商品の画像をアップしたり、作成したバナー画像などを投稿してもいいでしょう。
イベントを開催するという事を広く知ってもらうためには少しでも露出を多くしましょう。
なお、イベントの告知は開催日の1ヵ月くらい前と覚えておくといろいろな準備もしやすいと思います。
ネットショップイベント まとめ
イベントについては、いつでも良いわけではなく、お客さまのニーズや購買欲を刺激するタイミングに開催をする事が重要です。また、理由付けをしてイベントを開催することで、イベント告知の際にも抵抗感なく受け入れてもらえる可能性も高くなります。
イベントの実施に当たっては、ネットショップイベントを開催した効果の解析も大変重要になります。例えば、メールマガジンやSNSからの案内でどこからどれくらいの人がネットショップに訪問してくれたのか?掲載したバナーから誘導したお客さまはどのくらいいただろうか?どういった商品が売れただろうか?どれくらいの値引きがお客さまに喜んでもらっただろうか?etc…
リピーター獲得のためだけでなく、今後のマーケティングのためにも多くの貴重な情報を取得するきっかけにもなりますので、是非、みなさんもネットショップイベントを企画、開催してみてください。