このページの内容は、記事を作成した当時の情報です。最新の設定内容とは異なる可能性がございますので、参考程度にご覧いただきますようお願いいたします。
なお、本記事に関するご質疑やアナリティクス側の管理画面の設定操作等につきましては、サポート対象外となっておりますので、予めご了承くださいませ。
こんにちは、ワニタです。お久しぶりの登場です。
私が登場したということは・・・GoogleアナリティクスのGA4対応についてのお知らせです!
GA4対応を開始します!
前記事(e-shopsカートSにおけるGoogle アナリティクス4 の対応状況)では、e-shopsカートSではGA4には非対応とお伝えしておりましたが、e-shopsカートSでもGA4に対応するために調査を進めてまいりました。
大変お待たせしてしまいましたが、皆様にお知らせできるところまで準備が整いました♪
本題の前に少し復習
e-shopsカートSのGoogleアナリティクス対応は、以下のように進化してきました。
「ga.jsの計測タグ(UA-XXXXXXXXX-X)」を①に設定できるようにしました。
↓
「analaytics.jsの計測タグ(UA-XXXXXXXXX-X)」を②に設定できるようにしました。
↓
「gtag.jsの計測タグ(UA-XXXXXXXXX-X)」を③に設定できるようにしました。
↓
GA4(G-XXXXXXXXXX)に対応できる
計測タグを③に設定できるようにしました。
以上のようにこの度、2022年8月、GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)出力に対応するためにe-shopsカートS側の利用環境をアップデートいたしました!
GA4対応のためにe-shopsカートS利用者は何をすればいい?
・GA4に必要な「測定ID(G-XXXXXXXXXX)」を取得する
・「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」の環境内で「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」が連携していることを確認し、計測が途切れないようにする
・機をみて「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」の環境内で「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」が測定できるようにタグを貼りかえる
・タグの貼りかえと合わせて計測の調整設定を行う(クロスドメイン設定、データ保持期間設定)
GA4に必要な測定IDを取得する
手順1: GA設定アシスタントへ
今までgtag.jsの計測で管理してきたコード(UA-XXXXXXXXX-X)の管理画面には、「GA設定アシスタント」というメニューが出現していますのでクリック。
手順2:GA4プロパティ作成へ
「はじめに」をクリック
手順3:GA4プロパティ作成へ+オプション確認
オプション設定にチェックが入っていることを確認して「プロパティを作成」をクリック
手順4:GA4プロパティの作成完了
GA4に必要なメインのタグ(コントローラ)の取得が完了します。
「GA4プロパティに移動」をクリック
手順5:GA4プロパティの詳細へ
「接続済みのプロパティを開く」をクリック
手順6:GA4プロパティ確認
設定の概要を確認し、右端の矢印をクリック
手順7:GA4プロパティの詳細→測定ID確認
設定の詳細を確認できます。測定IDもここで確認できます。
計測が途切れないようにする
まずは、「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」の環境内で「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」の連携を確認し、計測が途切れないようにしていきます。
手順8:UAの情報確認へ
画面左上の「すべてのアカウント」から「UA-」からはじまるプロパティ→ビューを選択し、「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」の管理画面を表示します。
手順9:連携確認のためにトラッキングコード画面へ
左下歯車マーク→「トラッキング情報」>「トラッキングコード」と進みます。
手順10:接続済みのサイトタグ確認へ
「接続済みのサイトタグ」の左端に「1個が接続済み」と表示さていることを確認して、右端の矢印をクリック
手順11:接続済みのサイトタグを確認
手順7で表示されていた測定ID(G-XXXXXXXXXX)が接続済みになっていることを確認できます。
これは、「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」の環境内で「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」が連携していることになります。
手順12:別の連携方法
手順11で連携しない場合は、今まで設置してきたトラッキングコード内に
gtag(‘config’, ‘G-XXXXXXXXXX‘);
の追記を行ってください。(手順11を行った場合は、この設定は不要です。)
e-shopsカートS管理画面での追記は、「販売管理」>「googleアナリティクス」>「グローバルサイトタグ設定」で行えます。
ショップサイト側にもトラッキングコードを設置している場合には、各ページで追記してください。
(手順11を行った場合はこの設定は不要です。そのため、ショップサイト側に設置したトラッキングコードが多いのであれば、手順11の方法を採用したほうが手間は少ないのでおススメです。)
手順13:動作確認
そして、「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」の環境内で「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」が連携が行われているかを確認し、一定期間ご確認をお願いいたします。
※ご注意ください
販売管理>Googleアナリティクス>グローバルサイトタグ設定にて設定されていたタグは<body>~</body>内に出力されておりましたが、2022年8月2日のシステムアップデート以降、<head>~<head>内に出力する仕様へと変更いたしました。
機をみてタグを貼りかえる
一定期間、「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」の環境内で「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」の連携を確認できたら、次の段階に入りましょう。
次は、機をみて「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」の環境内で「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」が測定できるようにタグを貼りかえる作業になります。
手順14:GA4の情報を確認
画面左上の「すべてのアカウント」から「GA4」のプロパティを選択します。
手順15:データストリームへ
左下歯車マーク→「データストリーム」へと進みます。
手順16:GA4の概要確認
右端の矢印をクリック。
手順17:GA4の詳細確認→グローバルサイトタグ提供へ
「グローバルサイトタグ…このタグを設定」の左端の矢印をクリックすると、タグが表示されますのでコピーします。
手順18:グローバルサイトタグの設置
手順17で取得したタグを計測したい箇所へそのまま貼りつけます。
「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」の場合、一部修正してから設置していましたが、その作業は不要です。その代わり必要な設定があります。(詳しくは手順19以降へ)
e-shopsカートS管理画面の場合、「販売管理」>「googleアナリティクス」>「グローバルサイトタグ設定」に貼り付けます。
「グローバルタグ設定」に設置したタグは、2022年8月2日以降は
そして、ショップサイトを自作している場合には、適所への設置を各自で行ってください。
手順19:接続済みのタグ確認
改めてウェブストリーム詳細画面にて、「接続済みのサイトタグを管理する」をクリック
手順20:接続するタグを登録する
IDを登録し、「接続」をクリックすると設定できます。
「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」の環境内で「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)※タグの書き換えは不要です」が連携していることになります。
GA4の調整
「クロスドメイン設定」と「データ期間設定」を行います。
手順21:GA4でもクロスドメイン設定する
改めてウェブストリーム詳細画面にて、「タグ付けの詳細設定」をクリック
手順22:ドメインの設定を選択
手順23:「条件の追加」を押します
手順24:クロスドメインしたい情報を登録
以下の2つの条件を登録
・マッチタイプ:先頭が一致 /ドメイン:ec-sites.jp
・マッチタイプ:先頭が一致 /ドメイン:ショップドメイン
で登録して「保存」をクリック
※この設定後、トラッキングコードを直接編集する作業は不要です!
手順25:GA4でのデータ保持期間を最大限にする設定
初期設定では、保持期間が2か月になっていますので最大期間の14カ月に変更しておきます。
改めてウェブストリーム詳細画面にて、「接続済みのサイトタグを管理する」をクリック
左下歯車マーク→「データ設定」→「データ保持」へ進みます。
手順26:保持期間の修正
初期設定では、保持期間が2か月になっていますので最大期間の14カ月に変更しておきます。
手順27:動作確認
「GA4の測定ID(G-XXXXXXXXXX)」の環境内で「以前から利用していたコード(UA-XXXXXXXXX-X)」の連携が行われているかを確認し、一定期間ご確認をお願いいたします。
長くなってしまいましたが、以上がGA4での計測に必要な設定手順となります。
UA(ユニバーサルアナリティクス)とGA4は互いに干渉することなく、併用しての計測が可能です。
そのため、UAの計測終了までGA4と並行して計測し、GA4での操作にも慣れておくことをオススメいたします!