ハイブリッドCMSとは
同一独自ドメイン配下でサイト作成ページ(CMS)と自作ページ(レンタルサーバ)を公開できます!
ビジネスプランやエキスパートプランでご提供しているサーバでは、ハイブリッドCMSエンジンを採用していますので、サイト作成ページ(CMS)を利用しながら任意の自作ページをレンタルサーバにアップロードして公開することができます。
また、以下のハイブリッドCMS設定を行うことにより、例えば、TOPページだけ自作してレンタルサーバで公開してその他のページはサイト作成ページ(CMS)を利用したり、PCサイトは自作してレンタルサーバで公開しながら、スマートフォンからのアクセスはサイト作成ページに誘導するなど柔軟な設定が可能となります。
ハイブリッドCMS設定とは
ハイブリッドCMS設定では、PC/スマートフォンごとに、サイト作成ページの利用を選択することができます。
サイト作成ページを利用したい場合には【出力】を、サイト作成ページを利用せずに自作ページ(レンタルサーバ)を利用したい場合には、【停止】をご選択ください。
(トップページの出力を停止した場合のトップページへのアクセスは、自作ページ群のindexページが表示されます。個別の出力を停止すると、端末ごとの出力が停止となります。)
公開モード切替時の影響について
管理画面「サイト作成」>モード切替>公開モードにて、公開するサイトを切り替えることができます。その切り替えによるハイブリッドCMSの影響を以下にご案内します
レスポンシブサイト公開→PC/スマホサイト公開へ切り替え | PCページの設定にレスポンシブページにて行っていた設定が引き継がれます。
スマートフォンページは出力の状態となります。 |
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PC/スマホサイト公開→レスポンシブサイト公開へ切り替え | レスポンシブサイトの設定には、PC/スマホページにて行っていた設定が引き継がれます。
スマートフォンページは強制的に出力となります。 |
サイト作成ページの停止について
通常、サイト作成ページが出力されていますが、その出力を停止することができます。
▼PC/スマホサイト公開時の場合

▼レスポンシブサイト公開時の場合

出力
(初期状態・出力停止の表示) |
停止 |
---|---|
トップページは、アクセスした端末を判定して端末ごとのサイト作成トップページが表示されます。
PC用(レスポンシブ)サイト作成ページ
サイト作成ページ「出力」の状態でも、自作ページを公開できます。
自作ページURL
※サイト作成ページで利用されるアドレスは、トップページとなる”/”、各端末の”/p/”、”/s/”以下と、”/default/”以下です。
|
サイト作成ページの停止は、ページの種類(トップページ、トップ以外の個別ページ)と端末(PC/スマ―とフォン)毎に指定可能です。 サイト作成ページ「停止」の状態では、自作ページのURL(公開アドレス)に制限がなくなります。 自作ページURL
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サイト作成トップページの停止について
▼PC/スマホサイト公開時の場合

▼レスポンシブサイト公開時の場合

PC(レスポンシブ)
PC(レスポンシブ)用のサイト作成トップページを停止すると、ショップドメインのトップにアクセスした際に、FTP領域のindexファイルが表示されます。
(PC(レスポンシブ)用のサイト作成トップページを出力中の場合は、自動生成されたPC用のトップページが表示されます。)
① PCのブラウザでexample.comを指定すると、表示要求が送信されます。
② 表示要求がハイブリッドCMS Engineに届きます。
③ HybirdCMSの設定にて、PC用サイト作成トップページが停止となっていると、FTP領域に表示要求が行われます。
④ FTP領域(自作ページ群)に表示要求が送信されます。
⑤⑥⑦ 表示返答をPCに返し、ブラウザにてexample.comが表示されます。
PC用サイト作成トップページが出力状態だと、スマートフォン用サイト作成ページにPC用サイト作成ページへの切替リンクが表示されますが、PC用サイト作成トップページを停止すると非表示になります。
スマホ
スマホ用のサイト作成トップページを停止すると、iphoneまたはAndroid端末にてショップドメインのトップにアクセスした際に、FTP領域のindexファイルが表示されます。
スマホ用サイト作成トップページが出力の際に、スマートフォンでPC用サイト作成ページを閲覧するとスマホ用サイト作成ページへの切替リンクが表示されますが、スマホ用サイト作成トップページを停止すると非表示になります。
サイト作成個別ページの停止について
▼PC/スマホサイト公開時の場合

▼レスポンシブサイト公開時の場合

個別ページの停止を選択するには、同じ端末のトップページを「停止」にする必要があります。
(トップページが「出力」となっている端末では、個別ページは「出力」に固定され、「停止」の選択は行えません。)
PC
PC(レスポンシブ)用サイト作成ページ出力 http://example.com/p/……
サイト作成個別ページ「出力」時にはPC(レスポンシブ)用ページが自動生成され、FTP領域でそのアドレス(/p/以下)を利用することはできません。
サイト作成個別ページ「停止」時にはPC(レスポンシブ)用ページが自動生成されなくなり、FTP領域で/p/が利用できます。
スマホ
スマホ用サイト作成ページ出力 http://example.com/s/……
サイト作成個別ページ「出力」時には スマホ用ページが自動生成され、FTP領域でそのアドレス(/s/以下)を利用することはできません。
サイト作成個別ページ「停止」時にはスマホ用ページが自動生成されなくなり、FTP領域で/s/が利用できます。
個別ページ停止時の商品掲載ページについて
サイト作成ページと自作ページのどちらがシステム上の商品掲載ページとなるか、ハイブリッドCMS設定に従い決定します。
商品掲載ページとは
商品掲載ページ(商品掲載URL)は、商品のカゴに入れるボタンを設置しているページのURL情報を指し、e-shopsカートSでは商品毎に情報を指定します。自作ページにカゴに入れるボタンを設置し、商品登録画面にてそのURLを指定する必要があります。
なお、指定可能な情報はPC・スマートフォン共用URLとなります。(携帯(フィーチャーフォン)向けのサービスは 2018.12.04 に廃止されましたので、携帯用URLに情報登録しても、公開されるところはありません。)
このURL情報は以下のリンク先などで使用されています。
【URL情報の使用箇所:商品検索フォーム利用時の結果、カゴの中身画面の関連商品、会員マイページの購入履歴】
※ハイブリッドCMSが利用可能な場合、商品ごとの商品掲載ページ情報には、サイト作成ページと自作ページ(任意入力のURL)の2種類が存在します。
商品登録画面の商品掲載ページ表示部分

ハイブリッドCMS設定による商品掲載ページ情報の具体例
商品掲載ページの共用URLは、商品検索結果等をPCとスマホでクリックした際に利用されます。
ハイブリッドCMS設定によるPCとスマホでの閲覧への影響(どの商品掲載ページ情報が採用されるか)について、具体例を紹介します。
サイト作成ページのURLが以下のように出力され、自作ページのURLを以下のように指定した商品を例にします
▼サイト作成ページ 商品掲載URL
PC用URL | http://example.com/p/i12.html |
スマートフォン用URL | http://example.com/s/i12.html |
▼自作ページ商品掲載URL
共用URL | http://exapmle.com/syouhin003.html |
ある商品をカゴに入れて上記商品が関連商品に出ていた場合、
その関連商品をクリックして表示されるページは以下のようになります。
携帯(フィーチャーフォン)向けのサービスは 2018.12.04 に廃止されましたので、携帯関連の項目に情報登録しても、公開されるところはありません。
PC・スマートフォンでの閲覧
ハイブリッドCMS設定
組み合わせ |
表示ページ | |
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![]() |
PCクリック時
サイト作成ページ(PC用URL)の表示 http://example.com/p/i12.html スマホクリック時 サイト作成ページ(スマホ用URL)の表示 http://example.com/s/i12.html |
|
![]() |
PCクリック時
自作ページ(PC・スマホ共用URL)の表示 http://example.com/syouhin003.html スマホクリック時 サイト作成ページ(スマホ用URL)の表示 http://example.com/s/i12.html |
|
![]() |
PCクリック時
サイト作成ページ(PC用URL)の表示 http://example.com/p/i12.html スマホクリック時 自作ページ(PC・スマホ共用URL)の表示 http://example.com/syouhin003.html |
|
![]() |
PCクリック時
自作ページ(PC・スマホ共用URL)の表示 http://example.com/syouhin003.html スマホクリック時 自作ページ(PC・スマホ共用URL)の表示 http://example.com/syouhin003.html |
レンタルサーバー(FTP領域)利用できないアドレス
以下のアドレスは利用できません。
/default/ /p/※3 /s/※3
※3 個別サイト作成ページ停止時は、利用可能になります。
ハイブリッドCMS設定のおすすめ設定
PCのトップページは自作ページを見せたい
PCでのトップページ閲覧に対してだけ自作ページを表示し、その他のページはサイト作成ページを利用(PCのトップページは自作ページを表示し、商品一覧や商品詳細はサイト作成ページを表示)する場合、以下の設定にします。

この設定では、PCでのトップページにアクセスがあるとFTP領域のindexファイルが表示されます。
(スマホでアクセスがあると、各端末用のサイト作成トップページが表示されます。)
PC用サイト作成個別ページが"/p/"以下に出力されているため、自作トップページから商品一覧等にリンクして利用いただけます。
PCだけ全て自作ページを見せたい
PCページは全て自作ページを表示する場合、以下のに設定にします。

この設定では、PCでのアクセスがあるとFTP領域のindexファイルが表示されます。
(スマホでアクセスがあると、各端末用のサイト作成トップページが表示されます。)
PC用サイト作成個別ページ出力されていないため、商品詳細や商品一覧を自作ページにて用意する必要があります。
商品詳細ページでの端末別URLを表すメタ情報の出力
ビジネスプランやエキスパートプランのサイト作成機能では、PC用ページ、スマートフォン用ページをそれぞれ出力しています。 商品ページも1商品毎にPC用・スマートフォン用のページがあります。
この状態を検索エンジンに伝えるために、生成される商品詳細ページにメタ情報を出力してます。
自作ページPC・スマホ共用URLを複数商品で同一にしないようにしてください。
Google社では、PC用ページとスマートフォン用ページが1対1であることを推奨しており、一対多の関連となることは望ましくないと説明しています。e-shopsカートSでは、以下ルールに則り自動でメタタグが出力されまので、一対多とならないよう十分ご注意ください。
端末 | 出力情報 | 条件 |
---|---|---|
PC用 | <link rel="alternate" media="only screen and(max-width:640px)" href="同一商品のサイト作成ページスマホ用URL" /> | ハイブリッドCMS設定にて
スマートフォン用の個別ページが出力 |
<link rel="alternate" media="handheld" href="同一商品のサイト作成ページ携帯用URL" /> | ハイブリッドCMS設定にて
携帯用の個別ページが出力時 |
|
スマホ用 | <link rel="canonical" href="同一商品のサイト作成ページPC用URL" />※1
または <link rel="canonical" href="同一商品の自作ページPC・スマホ共用URL" />※2 |
※1:ハイブリッドCMS設定にて
PC用個別ページが出力時 または ※2:ハイブリッドCMS設定にて PC用個別ページが停止かつ PC・スマホ共用URLの設定が有る |
商品詳細ページのみ出力されます。