e-shopsカートSにおけるインボイス制度への対応について
2023年10月より施行予定の「適格請求書保存方式」、いわゆるインボイス制度につきまして、e-shopsカートSでも2022年11月8日(火)以降、インボイス制度の要件を満たす適格請求書の発行が可能になりました。
対象 |
全てのご利用ショップ様の管理画面 |
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開始時期 |
2022年11月8日(火)のシステムメンテナンス以降 |
対応内容 |
・e-shopsカートS管理画面>「基本設定」>「基本情報設定」>「インボイス設定」にて「適格請求書発行事業者登録番号」の登録欄を追加しました。 ・e-shopsカートS受注明細画面から出力可能な請求書を「適格請求書」の要件を満たした仕様に変更しました。 |
適格請求書(インボイス)とは
適格請求書(インボイス)とは、売り手が買い手に対して正確な適用税率や消費税額などを伝えるため一定の事項を記載し作成される請求書などの書類を指します。適格請求書に必要な記載事項は下記の通りとなります。
- 適格請求書発行事業者の、氏名または名称および登録番号
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率の対象品目である場合はその旨)
- 税率ごとに合計した対価の額および適用税率
- 税率ごとに区分した消費税額等
- 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
インボイスを発行するためには「適格請求書発行事業者」の登録申請が必要です。
登録が必要な課税事業者様につきましては、所定の形式にて申請をおこなう必要があります。
詳細については、国税庁のサイト(「インボイス制度」や「インボイス制度の概要」)などでご確認ください。
「適格請求書発行事業者登録番号」の登録欄について(2022年11月8日公開)
e-shopsカートS管理画面「基本設定」>「基本情報設定」>「インボイス設定」にて「適格請求書発行事業者登録番号」を入力できる登録欄がございますので、登録番号をご取得済みの事業者様はこちらでご登録ください。
登録された番号は、適格請求書に自動で反映されるようになります。
2023年7月25日以降、管理画面のインボイス設定において「請求書への会社名の記載」を「記載する」でご設定いただくと請求書にご登録の会社名を記載できるようになります。(上図点線枠内)
基本情報設定(インボイス設定)についてはこちらもご参考としてください。
https://cart.e-shops.jp/manual/03-invoice/
請求書の仕様変更について(2022年11月8日公開)
e-shopsカートS管理画面の受注明細画面より発行可能な請求書を以下のように「適格請求書」の要件を満たした仕様に変更しました。
適格請求書(インボイス)の記載事項
- 適格請求書発行事業者の、氏名または名称および登録番号
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率の対象品目である場合はその旨)
- 税率ごとに合計した対価の額および適用税率
- 税率ごとに区分した消費税額等
- 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
請求書内の軽減税率が表示されない時
e-shopsカートS管理画面「基本設定」>「基本情報設定」>「カート内環境設定」>「軽減税率関連項目表示」にて、「軽減税率関連項目を表示する」を選択してください。
端数処理について
「5.税率ごとに区分した消費税額等」の端数処理については、e-shopsカートSでは「切り捨て」固定となります。
特定商取引法で表示したい場合
e-shopsカートSで用意している特定商取引法ページでは、適格請求書発行事業者登録番号を自動反映することができません。お手数ですが、管理画面「基本設定」>「特定商取引法」>「項目1or2」をご利用ください。
適格返還請求書の対応について
返品や値引きなど、売上に係わる対価の返還等が行われた場合、インボイス発行事業者は返金した金額を明確化する「適格返還請求書」の交付を義務付けられますが、e-shopsカートSでは「適格返還請求書」専用フォーマットのご提供はあいにく行っておりません。そのため、受注明細で金額などを修正し、請求書を再発行してご対応ください。
(「適格返還請求書」に必要な項目の記載についてはショップ様にて直接ご確認ください。)